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楽しい詩集を読んでみませんか

2019/03/11

詩というと何か難しい、よくわからない、高尚過ぎて敷居が高いというような先入観を

持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

もちろんそのような詩もあると思いますが、とても分かりやすく、身近で、温かく、

心打つ詩も多いのです。

なによりも、短い文章で構成されていますから、ちょっとした空き時間でも読むことができるのが

利点です。

 

そこでおすすめなのが「ポケット詩集」  編者 田中和雄 ㈱童話屋発行 です。

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をはじめ有名な詩もたくさん入っています。

 

その中でご紹介したいのが小説家、劇作家の井上ひさしさんの詩です。人形劇「ひょっこりひょうたん島」

の作者でもある多才な方ですが、野良猫の気高い生き方を非常にユーモラスに表現し、

一生懸命に生きている人たちを力づけてくれる詩となっています。

 

なのだソング   井上ひさし

 

雄々(おお)しくネコは生きるのだ

尾をふるのはもうやめなのだ

失敗おそれてならぬのだ

尻尾を振ってはならぬのだ

女々(めめ)しくあってはならぬのだ

お目々(めめ)を高く上げるのだ

凛(りん)とネコは暮らすのだ

獅子(しし)を手本に進むのだ

シッシと追われちゃならぬのだ

お恵みなんぞは受けぬのだ

腕組みをしてそっぽ向くのだ

サンマのひらきがなんなのだ

サンマばかりがマンマじゃないのだ

のだのだのだともそうなのだ

それは断然そうなのだ

雄々しくネコは生きるのだ

ひとりでネコは生きるのだ

激しくネコは生きるのだ

堂々ネコは生きるのだ

きりりとネコは生きるのだ

なんとかかんとか生きるのだ

どうやらこうやら生きるのだ

しょうこりもなく生きるのだ

出たとこ勝負で生きるのだ

ちゃっかりぬけぬけ生きるのだ

破れかぶれで生きるのだ

いけしゃあしゃあと生きるのだ

めったやたらに生きるのだ

決して死んではならぬのだ

のだのだのだともそうなのだ

それは断然そうなのだ

 

総務経理部 にゃー原でした。

 

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